ガイド
再版の判断方法
再版の判断では、販売可能数、予約・取り置き、委託中、破損・見本を分けて現在地を確認します。再版の予定と確定した発注・納品を同じ告知にしません。
REPRINT LEDGERS
再版の前に、三つの帳面を別に開く。
「残りが少ない」だけでは、刷り足す理由も必要な数も決まりません。手元と販売先にある在庫、まだ渡していない需要、次の版で変える条件を別々に確認します。三つを一つの残数へ潰さないことが、再版時の取り違えを防ぎます。
今、どこに何冊あるか
- 手元の販売可能数
- 実棚で数えた冊数から、取り置き・見本・破損などを分けて残します。
- 委託中の数
- 相手先へ渡した数と、相手先で販売可能な数は同じとは限りません。現在の在庫を確認します。
- 販売済みの記録
- イベントと通販を日付・版・販売先ごとに残し、表示上の在庫切れだけで結論を出しません。
約束と希望を分ける
- 未履行の注文
- 支払い済み、取り置き、発送待ちなど、対応を約束した状態を先に確認します。
- 補充の相談
- 委託先への追加納品やイベント持込は、必要数と受入条件を相手先へ照合します。
- 再販希望
- 関心を記録しても、注文数や再版部数へ自動変換しません。
刷る前に変わるもの
- 版の修正
- 誤植、奥付、価格、告知、表紙などを変えるなら、旧版と区別できる記録を残します。
- 印刷の条件
- 用紙、製本、部数、入稿形式、納期、料金は今回の商品・時点の案内で確認します。
- 配分の計画
- 刷り上がり全数をすぐ販売可能とは扱わず、確保分、イベント、通販、委託へ分けます。
再版の結論を急がないための照合
在庫が少なく見えても、委託先に残っている、予約分を確保している、改訂作業に時間がかかる、といった事情で次の行動は変わります。反対に、再販希望が多く見えても、未履行の約束や予算・保管の条件を飛ばして部数は決められません。