DOUJIN PUBLISHING COMPASS / REFERENCE DESK紙・インク・製本

資料

トンボ・塗り足し用語表

トンボ、塗り足し、仕上がり線、安全域を裁切作業の順に解説。トンボの有無だけで断裁用データが整ったとは判断せず、残す要素の位置も見ます。

紙端の層を読む

トンボから重要な文字まで、紙面の外と内を別に扱う。

裁切に関わる言葉は、どれも「余白」の別名ではありません。どこを目印にし、どこまで絵を延ばし、どこに残したい要素を置くかを、紙の外側から内側へたどります。

トンボ

作業位置を示す目印

裁切や位置合わせに関わる記号。要否や付け方は対象印刷所の規定に従います。

塗り足し

仕上がり線の外へ延ばす面

断裁のずれを見込んで、端まで印刷したい画面を完成面の外へ延ばす領域。

仕上がり線

完成後に残る境界

本として切りそろえたときの大きさ。トンボや塗り足しと同じ線ではありません。

安全域

重要要素を裁切から離す考え方

文字や顔などをどこへ置くかを確認する内側の範囲。固定のmm値にせず、テンプレートを見ます。

TRIM REVIEW

四つの線を重ねて、残す要素と延ばす絵を分ける。

外へ延ばす

背景や断ち切りの絵は塗り足し側へ延ばし、断裁のずれで白場が出ないようにします。

内へ残す

文字、顔、ノンブル、ロゴは安全域を基準に置き、仕上がり線ぎりぎりへ寄せません。

中央を見る

ノドは外側の安全域と別の判断です。綴じ方とページ数を決めた代表見開きで確認します。

裁切に関わる確認順

トンボを見る作業と、仕上がり線を越える絵を見る作業を分ける。

  1. 原稿面端まで印刷したい背景や絵が、対象商品の塗り足し側まで届いているかを確認する。
  2. 残す要素文字、ロゴ、ノンブル、顔を安全域側へ置き、仕上がり線ぎりぎりの配置を見直す。
  3. トンボの要否トンボを付けるか、どの形式で出力するかは、今回の印刷所と提出方法の指定に従う。
  4. 書き出し後PDFや画像のページ寸法、向き、仕上がり線まわりを実データで確認する。