DOUJIN PUBLISHING COMPASS / REFERENCE DESK紙・インク・製本

ガイド

売上記録の付け方

売上記録は日付、作品・版、販路、数量、単価、値引き、送料、決済方法を後から照合できる形で残します。売上と在庫の移動を同じ数字として扱いません。

頒布の記録面

売れた事実、受け取った金額、動いた在庫を、一行に混ぜない。

イベント、通販、委託では、一冊が動いた時刻と、お金を受け取る時刻が一致しないことがあります。後から「何が起きたか」をたどれるよう、同じ頒布についても残す欄を四つに分けます。

販売事実

いつ、どの版を、どこで動かしたか

対象
作品名、版、頒布形態、販売先またはイベント名。
時点
頒布・注文確定・引渡しのうち、記録した事実が起きた日時。
数量
この行で動いた冊数。意向調査や閲覧数は混ぜません。
受取・精算

表示価格と、確定した受取を分ける

表示額
その時点で読者に示した頒布価格。
決済の事実
現金受取、決済の確定表示、委託先の精算予定など、見た状態を記す。
精算記録
手数料や振込の結果を確認した日と根拠。固定の率や日付を前提にしません。
在庫移動

冊数は状態を変えて残す

移動前
販売可能、予約確保、イベント持出、委託中などの出発点。
移動数
販売・確保・返送・損耗など、その行で変わった数。
移動後
販売済み、発送準備、委託中、実棚差異など、次に確認する状態。
後確認

あとで照合できる根拠を置く

照合先
実棚、注文一覧、決済明細、委託先の精算画面など。
確認日
記録を見直した日と、差異があればその内容。
保留事項
未入金、返本待ち、数え直しなど。販売済みとして確定しません。

同じ「売上」に見えても、記録する場面は違います。

イベントでは、当日の現金・決済表示と、終了後に数えた残部を分けます。

通販では、注文、支払い確認、発送、受取に関する対応を一つの完了状態にしません。

委託では、納品数、販売表示、精算内容、返本を別の記録として照合します。