ガイド
表紙用紙の選び方
表紙用紙は、絵と文字の見え方、触った印象、加工との組合せ、折りと背の扱いを分けて観察します。紙名だけで仕上がりや加工可否を決めません。
表紙紙の選紙台
表紙の紙は、作品の顔から、色・手触り・加工・綴じを見に行く。
表紙紙を選ぶとき、紙名の評判だけでは、絵や文字をどう見せたいか、手に取った感触、加工を重ねたときの確認、折りや綴じで気になる点まで決まりません。作品の表現から、確かめる面を順に開きます。
絵・文字・紙色の関係
鮮やかさ、黒、白、紙の地色、光沢やマット感を、画面上の印象だけで決めない。色を主役にするのか、紙の気配を残すのかを先に考える。
確認先:紙見本、印刷見本、対象商品の色条件。表面を作品の一部として扱う
表面のなめらかさ、しっとり感、凹凸などは、持った瞬間の印象を変える。画像の見え方とは別に、実物の紙見本で確かめる。
確認先:紙見本、判型、読者が手に取る場面。加工は紙と別に確認する
PP、箔などを考えるときは、紙の名前から可否を推定せず、今回の商品で紙と加工を組み合わせた条件を見る。
確認先:対象印刷所の現行加工案内。折りと背で見る
紙の厚み、判型、ページ、綴じ方で、折りや開き方への確認点が変わる。背幅や表紙展開は別の作業として照合する。
確認先:綴じ方、本文紙、対象商品のテンプレート。紙名を決める前に、見本へ持っていく四つの質問
- この表紙で、読者に最初に見せたい色・文字・絵は何か。
- 手触りは作品の印象に必要か、それとも画面の見え方を優先するか。
- 加工を使うなら、今回の紙と商品で何を確認するか。
- 判型、綴じ、本文紙を含めて、折りや背で困る点はないか。
紙見本には、作品の一部を持っていく
全面の色、黒い文字、細い線、余白が多い部分を同じ候補紙で見ます。紙だけを並べるより、表紙の縮小出力や実際に使う色見本を添える方が、紙色と絵の関係を比べやすくなります。加工を予定する場合は、その紙・厚み・商品で受け付けるかを別に確認します。